土竜か蚯蚓かそれとも蛙か?
有る場所は、今魅力の無い荒地だ。
必然的にこの状態になった。
住み着く土竜に根をかじられて
良い作物は、枯れていきかねない。
誰かは、わかってる。
土竜だ。
目の無い土竜は、嗅覚で獲物を探して、食い潰す。
土竜の街は、土竜だけで生きていかなくなるだろう。
偶然か必然か?
そこに辿り着いた土竜、
自分達の無能にプライドを引っさげて獲物を探す。
食らいついたのは、毒を持った大きな蚯蚓。
この蚯蚓は、アルコールで満たされていて、土竜は一時の安心感に酔いしれる。
しかし、土がアルコールと性と欲望に汚されている事に気付かないでいる。
昔話をしながら、土竜は痩せていくだろう。
気が付くと、土竜はアルコールから逃れる事が出来なくなり、中毒に。
そして,蚯蚓が居なくなった後、寂れた荒地で祭りをするだろう。
祭りは、三日間踊り狂い。
終わった後は、また荒地で次の蚯蚓を待つ。
酔っぱらいながら。
誰が罪なんだ?
土竜か?
土竜を排除出来ない、大地主か?
蚯蚓か?
否、
昔話をして周りで笑ってる蛙か?
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